ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

穴の兄弟(ss)

※いつものことですが下品です。ちなみに痒みには酢が効くそうです。


八百屋の店頭に置かれた山芋を見て飛段がイヒヒと笑う。角都よ、これオメーのあれにそっくりだなァおい。大きな二つのこぶを下につけてそそりたつ山芋は太さも長さも確かに角都の器官に似ている。黙っている角都を肘でつつきながら飛段はなおも言う。オメーのよりイボが多くて毛もごりごり生えてるが兄弟みてーによく似てるぜ、イモだって書いてなかったらオメーのだと思って間違って買うかもなァゲハハァ。角都がそれを買ったのをシャレだと思って飛段は面白がった。あんなことを言わなければよかったと後悔したのは夜になってからである。