2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧
例えば高い山があんだろ、大勢登りに行って大勢死ぬような山が、その山のことを知りたくていろんな奴から話を聞く、オメーがやってんのはそういうことなんだろうなあ。こっちから登ると逆落としのとんでもねー崖があって、逆から登ると吹き下ろしの風がひど…
風俗店の看板に「3P4PバッチリOK」とあるのを見た飛段が意味を尋ねてくる。角都はひそかに期待をし、単語の理由から典型的なプレイまで細部にわたって丁寧に説明する。どうだ興味あるか、と訊きたいのを我慢する角都の前で飛段はしばらく思案をしてい…
7/20にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 どりぽん様 レスが遅くなってすみませんm(__)m怠けがひどくなりまして拍手のチェックも怠っておりました。失礼しました。 そしてすてきなご感想とリクエストをありがとうございます。「この光景は…
どりぽん様からのリク「犬、猫の挨拶」による小話です。口の周りや尻をフンフン嗅ぐ挨拶、飛段がするとあまり違和感がないですね。可愛い奴らめ…。 角都は情報屋と落ち合った。用が済めばさっさと帰るつもりだったが、芋づる式に現れた別の情報を値切るうちに…
夏の長い日が暮れてあたりは暗く、だが、まだかすかに日の名残が空に宿り、地上の川がそれを映して金の帯のように輝いていた。一日中歩き通して不平も出ないほどくたびれ果てていた飛段は、段差だらけの荒れた道を足を引きずりながら歩いていた。常になく静…
蒸し暑い宿の部屋で浴衣を引っかけて帳簿をつけている角都に、暇をもてあました飛段がちょっかいを出してくる。うるさいと叱られてもやめようとしない。くだらない暇つぶしにつきあうつもりのない角都は、話しかけられても小突かれても徹底的に相手を無視す…
マンネリとか倦怠期とか意味はイマイチわからないが、いつも同じナニを繰り返していると相手に飽きて嫌気がさすことがあるらしい。考えてみりゃ角都とオレとはほとんど毎日同じようなことをしているのだった。これはヤバいかもしれない。けど立ったり座った…
どりぽん様からのリク「てるてるぼうず」による小話です。どりぽん様、タイムリーなお題をありがとうございましたヽ(^o^)丿 相棒を揺さぶっていたら棒人形のようにふらふらしていた相棒の竿が暴発し、汁がこちらの顔にかかった。奴にかけるのは構わないが俺…
7/6にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 どりぽん様 微妙な話でしたが読んでくださってありがとうございますm(__)mそうそう、ごつい男である二人が倒錯的なことをしていると萌えるんです私。飛段自身はがさつで下品で、自分に花なんて、と…
まぶたを閉じていても朝日が眩しい。相棒の待つ野営地までやっと帰り着いたのが未明だったので、正直なところまだ眠っていたいのだが、夏至を過ぎたばかりの太陽は早々に上ってくる。諦めて起き出そうとしたとき、ふと視界が暗くなる。雲か、と開いた目に見…
苦労してかせいだ金にケチをつけられて立腹した角都は相棒とつかみ合いの喧嘩をし、勝敗をはっきりさせてもなお収まらず、殴り倒した相棒の両手を重ねてクナイで地面に打ち付けた。負けた飛段は、それでも口汚く角都とカネを罵り続けた。苛立った角都は相棒…
エロを書けたら書く、と、どりぽん様に弱気なお約束をしておりました。書かなくなったらホントに書けないもんですね!ほほほ!こんなんですみません、どりぽん様。よろしければまたお越しくださいませ。 アジサイが咲いている。俺は白い花のかたまりを二つ摘…