2009-01-01から1年間の記事一覧
こあん様からのリク「二枚舌」による小話です。嘘、というより矛盾ということで。こあん様、いつもすてきなリクをありがとうございます。 角都がオレを殺すとわめいている。あの役立たずめどこにいる、ズタズタのグチャグチャにしてくれる。そりゃこっちのオ…
12/30にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/29にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
受け取った金を数える角都の隣で手持ぶさたの飛段は膝の上に頬杖をつき、部屋の隅に据え置かれたテレビモニタを眺めている。アナウンサーが緊張した声で戦況を伝える。新型兵器による未曾有の被害という言葉に、まあ確かにオレたちは兵器みたいなもんだよな…
12/27にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
角都がオレを呼ぶ声が濁っていて、いだん、と聞こえる。オレは顔をそむけて酒臭い息から逃れようとするが失敗する。くせーよテメーあっち行けよ。奴の頬に手をかけて押しやるが、ぐにゃりと押しのけられた頭は同じぐらい柔軟な動きで元の場所、つまりオレの…
12/24にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
ブログを始める前から憧れて足しげく通わせていただいている「Shuuura」のゆに様から、私の大好きなお話をいただきました。 ここにお出でになる角飛好きの方ならもうご存じでしょうが、ゆに様の角飛は男らしくて破滅的で色っぽくて、それを表現なさる文体も…
12/23にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/22にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/21にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/18にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
昨夜23:33にコメントを下さった方の「カミソリ負けする飛段」という言葉に触発されて書いた小話です。楽しいイメージを本当にありがとうございました^^ 角都も飛段も男だ、髭が生える。飛段の髭は色も量も薄くてあまり目立たないのだが、角都がクナイで髭を…
12/17にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/16にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
焚火のそばで、角都はクナイを丹念に研いでいる。さっきまでくだらないことを盛んに話しかけて相棒の気を散らそうとしていた飛段は、今では角都の背後で静かに動きをとめている。焚火からは白い煙がまっすぐに立ちのぼっている。しんしんと冷え込む冷気の中…
12/14にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/12にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
こあん様のリク「念には念を」による小話です。石橋を叩いて渡る話ではなくなってしまいました^^;そちらはまた後日、書かせていただきます。こあん様、楽しいリクをありがとうございました。 情報屋を訪ねた帰り道、効きすぎた暖房にのぼせていた俺は闇夜を…
12/11にコメントを下さった方へ、ありがとうございました。
※かつての角都の相棒視点です。 今までおれはついていた、力も才能もそこそこあったが運が良かった、過去形で話さなければならないのは辛い、だがもはやおれの時は尽きた、数分前のおれは数分後に命が終わることを知らずにいたが、おれが殺してきた他の者と…
12/7にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/6にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
俺はマスクの下で歯を食いしばった。血の気がざっと下がり、冷たい汗が頭皮から噴き出してくる。数秒間の高波をどうにか耐えしのんだ俺は静かに息を吐き、自分の足取りの乱れが相棒にばれていないことを確かめる。今のは危なかった。何とか乗り切れたが次は…
12/4にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
12/3にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
角都がイラついている。でかい声でブツフツ言うからみんなどこかに行っちまった。珍しくアジトに揃っていたみんなでしゃべったりバカにしあったり楽しくやっていたのに台無しだ。オレは角都の相棒だから最後まで我慢した。まったくどいつもこいつも、と角都…
12/2にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。
殺せないからという理由で俺は飛段と組み続けている、驚くべきことに飛段は不死なのだ、不死の男の頭を素手で力いっぱいなぎ払うのは気持ちがいい、骨が皮膚を突き破って飛び出してくるまであたたかい体を殴ったりねじったりするのは気持ちがいい、殺人衝動…
戦闘が終わって血まみれになった飛段は、先を歩いていく角都を追いかけようとして転び、そのまま起き上がらなかった。ぐずぐずするなと急かしても動こうとしないので、イライラと戻っていった角都は、そこで初めて相棒がチャクラ切れを起こしていることに気…