ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鬼門(ss)

ss

こあん様のリク「脛の疵」による小話です。飛段の脛ということで。こあん様、楽しいリクをありがとうございました。 角都が金を数える。外は殴るような大雨だ。街外れの廃屋に構えられたこの換金所より他に雨宿りする場所もなく、手持ち無沙汰の飛段は椅子に…

雑記(memo)

4/27にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

出立できず(Crane)

飛段×ペインを主とした小説サイト「SKIN TO SKIN」様のお話のひとつです。言葉という記号はつなげ方によってとてつもないイメージを喚起しますが、こちらのサイト様にあるお話はすべてが力強く、しっかりとした光を放つようで、固有の文体があるというのはこ…

雑記(memo)

4/26にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

贅沢な時間(ss)

ss

飛段の話は続く。そこまで来てオレぁやっと道を間違えたことに気がついたんだ、オメーからの伝令だと思ってたカラスは飛んでっちまうし、それまでうろちょろしてたはずの奴らもいなくなってそこがどこかもわからねぇ、オメーがそこにいねぇことだけはわかっ…

雑記(memo)

4/24にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

パッケージ(ss)

ss

報酬を受け取りにやってきた角都と飛段を依頼主はしげしげと眺めたあげく、これはこれは手ひどくやられたもんですな、と言った。戦闘相手だった大名お抱え軍隊が爆発物を多用したため二人の服はずたずたになっており、返り血も相当浴びてはいたが、実際には…

何だかんだといちゃもん付けても思う所は皆同じ(Crane)

以前貼った犬猫動画をごらんになった「千魔万雷」のアズマ様が、かわゆらしい小話を書いてくださいましたヽ(^o^)丿 メールで「ヒョッ」と送られてきたこのお話でどんなに元気をいただいたことか…。 アズマ様、本当にありがとうございました。またなんぞ書か…

そんな話(ss)

ss

死んだはずの知り合いに出会った。と思った。そんなことが二日続いた。それを相棒に話すと、関節が鳴るほど手を握られて、だめだ、どんなに懐かしくても一緒に行くんじゃねぇぞ、と言われた。違うそんな話ではない、と角都は説明しようとしたが、熱で干割れ…

雑記(memo)

4/21にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

鈍感(ss)

ss

あぁ降ってきやがった、と飛段が言ったので角都は天を仰いだ。空気は湿気をはらみ、ちぎれた黒雲が低く飛んでいるが、まだ水は落ちてきていない。そう言うと、飛段はへっとバカにしたように笑った。オレぁテメーと違って感じやすいんだよ、枯れて鈍感なジジ…

雑記・追加(memo)

4/18にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

ギブキブ(ss)

ss

「世間知らずのままでいろ」の飛段サイドです。 窮屈で息苦しくて、眠いのにいやいや目が覚めると角都がオレをホールドしていた。寝てるオレで遊んでるのかと思ったけど違うらしい。きつく締めつけてくる腕を緩めようと背を反らしたら逆に力が増す。コートに…

雑記(memo)

4/16にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

世間知らずのままでいろ、俺が一生愛す(ss)

ss

金の魅力も価値もお前にはわからないらしい、狂った野望はあるようだがそれも権力欲ではないらしい、俺と違う生き物であるお前が俺には不可解だ、だがいい、どうせ足りないバッテリーで生きていくのなら悩むなんて贅沢はしないで食って走って倒れて共に眠れ…

かびくさい天国(ss)

ss

飛段は角都よりも遅れて合流地点に到着した。冬の名残のようなみぞれの中、飛段が密かに相棒と自分だけの場所だと考えていた廃屋には旅人が何人も入り込んでいて、漠然と何かを期待していた飛段を落胆させた。犬のように頭を震わせて水をはね飛ばした飛段は…

雑記(memo)

4/14にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

自分の頭の蠅を追え(ss)

ss

立ち飲み屋で角都が塩辛をつつきながら小言を言う。戦闘中はもっと集中しろ、今日のザマはなんだ簡単なトラップにまんまと引っかかりおって、俺を気にする暇があったら自分の足元を見ろ。カウンターに肘をつき焼き鳥をくちゃくちゃ噛む飛段が隣からすぐに応…

雑記(memo)

4/13にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

雑記(memo)

4/11にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

気づいたときにはどっぷりだ(ss)

ss

こあん様からのリク「つり銭」仕切り直しの小話です。こあん様、いつも楽しい素材をありがとうございます! つり銭が足りない、と飛段が言う。確かにここに入れたのによォ、どこいっちまったんだろう。パタパタとコートの隠しを叩き、ズボンを探る相棒を見て…

言葉は便利2(ss)

ss

こあん様からのリク「つり銭」を勝手に「おつり」と読み変えた小話です。こあん様、いただいたリクから変な話が浮かんできちゃったのでとりあえず吐き出しました。「つり銭」の話はまた後日書かせていただきますね^^; ※排泄系の汚い話です。ご注意ください。…

雑記・追加(memo)

4/8にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

かたなし(ss)

ss

信条とする殺戮とやらのために前後も不明なほど血まみれになった相棒が、おい顔を洗いてぇから水遁頼むぜ、と言う。公共用水のような使い方をされるのは業腹だが、要望が受け入れられることを露ほども疑わない相棒がなりだけでかい幼子のように両手を差し出…

雑記(memo)

4/6にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

すべてか無か(ss)

ss

飛段が傷だらけで戻ってくるたびに角都は説教をする。飛段はあっさりと聞き流す。なめきった態度に角都はひどく歯がゆい思いをする。バカめ、俺がいないときにこんなことをやらかしたらどうなると思っている、片脚を落とされたら逃げることもできんだろう。…

言葉は便利(ss)

ss

人目のある飲み屋の座敷で、しかも空腹を満たしている最中だと言うのに、角都は辛抱できない。しょっぱなから安酒をあおってしたたかに酔っぱらっていた飛段は、差し向かいからいつの間にか隣に移動してきた相棒に肩を抱かれ、なんだよ、と言いかけた口をふ…

雑記(memo)

4/4にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

雑記(memo)

4/3にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

底まで落ちれば上がるだけ(ss)

ss

3/28に「もとを取る」の続きをリクエストしてくださった方へ。あんな昔のもの(ファイル番号が246でした)まで読んで下さってありがとうございます^^温い話ですが続きを書きましたので、読んでいただければ嬉しいです。 ※第三者視点です。 なじみのピンク映…