ss「手のかかる男」の続きです。「こたつでミカンな角飛」の「指先に残っていたみかんの香」をリクエストしてくださったさくま様へ。いつもありがとうございます。 狭いプラスチックの棺桶みたいな湯船にゆっくりとしゃがむと手足がジリジリ痛くなった。そん…

「果報者」の飛段バージョンを読みたいと言ってくださったさくま様へ。リクエストをありがとうございました^^。 兄さん兄さんＤＶＤあるよＤＶＤすっごいおもしろいよ。小声で繰り返しながらつきまとう男をオレは無視しようと努める。別に殺してもいいんだが…

10/30にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

10/25にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

藤堂様のリク「覗き見」によるssです。藤堂様、いつもありがとうございます。 合流場所の茶屋に先に着いたのは角都だ。示し合わせていた時間にはまだ早く、人目につくことを嫌った角都はコートを脱ぐと、茶屋の奥、光の届かない一角に腰を据え、格子窓から外…

10/21にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

10/19にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

10/17にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

藤堂様からのリクエスト「こたつとミカンな角飛」です。藤堂様、いつもありがとうございます。 灰色の地べたにはりついている黒い家々がみな同じように見える。とにかく寒い国だがこんなに寒さが堪えるのは血を失いすぎたせいかもしれない、とオレは考えた。…

10/15にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

10/13にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

10/12にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

10/11にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

旧街道沿いのつぶれたラブホテルの一室で相棒の腰をつかむと、相手は嫌がってそれを払いのけようとした。もうマジでかんべんしろ、殺す気かよ。貴様がそれを言うか飛段。廃墟に入りこんだ時は相棒の方がテンションが高かったのだ。おいおいとんでもねー部屋…

10/10にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

シカマルへ 俺が寝てる間にお前が三回来たってかんごし（字がかけねー）が言ってたんで、手紙を書くことにした。もどってから話せばいいと思ったけど、いつもどれるかわかんねーし。俺が死ぬとでも思ったか？なら悪かったな、俺はちょう元気だぜ。どうにか歩…

10/7にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

最近どうしたよとシカマルに訊かれた飛段は、友人の部屋の窓際に座り込み、別にどうもしねぇと答えて膝の上のマンガ雑誌をベラベラとめくった。相変わらずダメーな感じで生きてるぜ、ゲハハ、なめんなよ、オレのダメっぷりは筋金入りだかんな。それにしちゃ…

10/5にコメントを下さった方へ。ありがとうございました。

昨夜の薄雲をまとう名月も風情があったが、満月を迎えた今夜の月は夜空の穴のようにくっきりと浮かび、模様もよく見える。照明を落とした縁側で月を愛でていると、隣に座って足をぶらつかせていた若造が、飛行機だぜ、と言った。なるほどチカチカと点滅する…

いつもの時間に起き出した飛段は台所へ行き、朝食の準備ができていない食卓に少し茫然とした後、居間へ移動して、そこで様子のおかしい同居人を発見した。角都は畳の上に散らばった新聞紙の上に伏してもがいていたのである。当初、飛段は角都が自分にはわか…

同居人の義務として飛段がいやいや庭先の掃き掃除をしていると、来客があった。足音に頭を上げた飛段が打ち水の手を止めて家主の外出を告げると、客は蠅を追うように手を振り、あー気にしないで今奈良さんのところでオヤジには会ってきたから、と言った。君…