四つの心臓たちに囲まれ、角都にホールドされたまま寝入っていた飛段が、片肘を曲げてもぞもぞと尻を掻く。心地よい疲労感にうつらうつらしていた角都は眠りを妨げられ、飛段の手を押さえるが、少したつとまたもぞもぞが始まる。静かにしろ、と文句を言う角…
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