ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

何をされてもうれしい(ss)



朝、川で顔を洗っていたら、隣の相棒が急に肩を寄せてきて、俺の鼻に自分の濡れた頬をぶつけてきた。わけがわからない俺に相棒は企みの混じった笑顔を向け、へへ、ほっぺにチューいっこもーらい、と言う。これは良くない、こちらばかりキスをして奴からは寄こさないのは不公平というものだろう。口と口ですれば損得なしだというのに、たとえばこんなふうに。