ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

残暑の頃(ss)

遅刻しました。角都さんお誕生日おめでとうございます。



換金所で暦を見て今日が自分の誕生日であることに気がついた角都は、その夜、相棒を誘ってやや歪んだ趣向の性的な遊びをした。遊び終えて横たわったまま一息ついていると、血まみれの相棒が隣で身を起こし、角都を見下ろして笑った。なんだよ拗ねてんのかァ?今日の賞金首だってうまく狩ってやったろうが。祝ってもらえねーからふくれるなんてガキかテメーは。そう言って伸ばした片手で角都の竿をしごく。角都は黙ったまま相棒の顔を仰ぎ見ていた。美しいことをしている人の顔だった。