ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

若人は次の時代を担う(TEXT)

≪注意書き≫
悪ふざけした文です。木の葉の人々をケチョンケチョンにしてますので、木の葉好きの方はご覧にならない方が良いと思います。(自分はアスマさんたちに感情移入して書きましたが)
台詞に頼ると状況描写がしづらいので自分はあまりカギカッコを使わないのですが、これはあんまりな話なのでいっそ台詞だけにしてしまいました。もちろん状況描写もへったくれもありません。
いろいろ言い訳しましたが、それでもいいわよ!という方はどうぞ下からお読みください。




「まだいるか、あー良かった間に合った」
「遅いぞイズモ」
「そう言うな甘栗甘が混んでるってことはお前も知ってるだろ。あ、アスマ隊長、遅くなってすみませんでした」
「大丈夫だ、まだ相棒の方は出てきていない。奴が賞金の札を一枚一枚数えるというのは案外本当かもしれないな」
「まさかでしょ」
「いやわからんぞ相手はあの暁だ。じゃあそれを対象に渡せ、仕込みを忘れるなよシカマル」
「了解ッス」
「誰がこんな策を考えたんですかね」
「俺だが」
「隊長ですか。なんかヤバくないですか、犯罪チックって言うか」
「S級犯罪者を捕えるのに犯罪もないだろう、作戦と言え」
「そうですけど」
「シカマルが対象に接触、話しています。ダンゴ受け渡し成功」
「うまくやったな、何と言ったんだ」
「アンタの相棒からことづかった、食って待ってるようにって言ってやったらあっさり信じましたよ」
「バカだな」
「バカだ」
「嬉しそうに食ってますね。あれ、どのぐらいで効くんですか」
「長くて五分だ。そうだなシカマル」
「そうッス」
「で、奴が眠ったら拉致して」
「拘留と言え」
「拘留して拷問して暁のことを吐かせて」
「コテツ、お前の言い方はどうも感じが悪いな、俺たちは悪と戦う正義の味方だぞ。奴が改心して進んで俺たちに情報を提供するなら拷問はしない。けれども抗うのならしょうがないだろう」
「イビキさんの出番ですか」
「いや、イビキに任せるべきかどうか俺たちで一度尋問してからだ。そうだな、いろいろ試してから考えよう」
「いろいろですか」
「ああ、いろいろだ」
「奴、眠ったようッスよ」
「いろいろって例えばどんなことですか」
「まず対象を人目につかない所へ連行する。騒いでも問題にならない部屋が必要だ。多少いかがわしい場所の方がいいかもしれないな」
「対象、眠ったんですが」
「シカマルもよく聞いとけよ、アスマ隊長は凄腕だからな」
「俺なんざまだヒヨッコだ、オヤジに比べりゃ」
「またまたー」「またまたー」
「アスマ、対象が眠ったって」
「オヤジの時代は凄かったらしいぞ、尋問の後は疲れ果てたとよく聞いたもんだ、まったく大したオヤジだったよ」
「三代目が疲れ果てたんじゃ相当ですね」
「後から冤罪とわかったときに訴えられるのは厄介だからな、尋問部隊は保険に入っているが俺たちにはそんな保障がないから証拠は残せない。痕はつけないのが原則だが、すぐに消える痕ならまあ許容範囲らしい、縄目とか鬱血とか」
「ふつう鬱血はするでしょう、しょうがないですよ」
「アスマ、そろそろ次の手順に進まねえとヤベーんじゃ、つーかあれ奴の相棒じゃ」
「うんそうなんだ、どうしても多少はな、また鬱血しやすい奴がたまにいてな、これが。今度の奴もなんだか鬱血しやすそうな気がする、やってみないとわからんが」
「基本傷つけられないんじゃ責め方も限られそうですね」
「あとは尋問する側の創意工夫だな。俺はもっぱら体力勝負だがカカシなんかはスタミナがない分いろんな技を繰り出すらしい。イズモ、お前の水飴なんかは使いようでいろいろできるんじゃないか」
「じゃあ今夜は試してみますか。シカマル、お前の術も尋問に向いていそうだな。みんなの得意技を合わせて隊長の体力があれば奴も口を割るかもしれない」
「今夜は無理ッスよ」
「なぜだ」
「アイツ、相棒に回収されましたよ、とっくの昔に」
「何だと。くそ、裏をかかれたか、さすが暁の者だけのことはある」
「油断がならないな」
「また餌を撒く必要がありますね。別の賞金首の情報をリークしましょう」
「手ごわい奴らだ。今までにない新しい手を考える必要があるな」
「アスマ、次の作戦はおれに立てさせてもらえませんかね。今日のことでいろいろ考えたんでそれを生かしてみたいんスよ」
「わかった、シカマル、お前に任せよう。効果的な作戦を頼むぞ。イズモ、コテツ、お前たちもターゲットの顔は覚えたな、各自シミュレーションをしておくといい。イメトレはリアルさが重要だ、覚えておけ」
「ばっちりです」「今夜から始めますよ」
「よし。本日の任務は終了、五代目には俺から報告する。散!」
「先輩方お疲れッス、いや、おれはちょっと考え事をしたいんでお先にどうぞ、お構いなく、ええ(ナルト、面倒なことはまっぴらなおれだが全力でお前をサポートしよう、必要なら汚い手も使おう、だから早く強くなれ、早く登りつめろ、そうして里を変えてくれ)」