ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

独語

発信できる日常もなく、そもそも勤勉でない私は日記をつけるのに向かないのですが、積極的な妄想である「角飛」以外のもやもやを時々ブツブツ言いたくなることがあるものですから、独語の場所を作ることにしました。
短くて薄ぼんやりとした消極的な独り言です。うっかり目になさった方はお読み飛ばし下さいませ。

えーと、ロワイヤル・ド・リュクスという大道芸の劇団があります。作品はDVD等で販売されていますのでご存知の方も多くいらっしゃると思います。大きな操り人形によるパフォーマンスを町中で行っているグループです。



なぜこの画像を貼ったかといいますと、それはもう、人形の口元が裂けているからにほかなりません^^;かれらが角都を―フル装備もいいけれど、頭巾やマスクやコートを脱ぎ去った角都を―演出してくれたら、どんな遠い国で興行されようとも私は見に行くと思います。(日本でやってくれたら一番いいですけれどね!)飛段の人形も動かしてくれたら…うん、夢見すぎだとわかっているんですが…。
フランスという国は、こういう空間演出が本当にうまいですね。シルクとかね。日本のからくり人形も大好きなのですが、どちらかというとミクロなものに宇宙を見出すような感じで、なかなかこういったセンスにはならないような気がします。国民性でしょうか。
当方がこよなく愛するサイト「offret」様の「出立できず」(当ブログにも飾らせていただいています)内の角都を描写した一文「彼は終わりなき叙事詩そのものだ」を読むたび、私はリュクスの作品を思い浮かべます。角都は奥が深く、複雑で、美しく哀しい人だと思うのです。(残念なことに拙宅の角都はそうじゃありませんが)