ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

ものごとが見かけどおりならどんなに楽か、と年長者は考えている(ss)



頭隠して顔も隠してコートの前も襟まできっちり上げて、脱いだら縫い目だらけで体からいろいろ出して、角都はまるでカラクリだらけの秘密箱みたいだ。素のあいつに辿りつくためにはどこまで行けばいいんだろう。相棒の俺は一枚ペラな感じなのに。考えてみりゃ角都はずるい。