ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

ホールインワン(ss)

角飛界という沼地に足を踏み入れられたダンダン様からのリクエスト「ありふれた偶然の話」による小話です。ダンダン様、楽しいお題をありがとうございましたヽ(^o^)丿



商談から隠れ家に戻ると、膝立ちした相棒がすごい音を立てながら掃除機に自分の器官を吸わせていた。全裸で掃除機をかけているうちに転倒、先端のノズルが外れ、くにゃりと曲がったホースに偶然器官が吸い込まれたのだと、つまり事故が起きたのだと相棒は言う。よくあることだよなーゲハハ、ハハ、ハァー、ハァン。言いながらも快感で震える尻を赤く染め、半分閉じた瞼から白目をのぞかせてよだれを垂らす。俺は心底あきれはて、相棒を無視して部屋を出ようとするが、掃除機のコードに足を取られて転び、起き上がろうとした拍子にたまたま露出していた器官を相棒の尻の間に深く挟めてしまう。おやおや偶然というものは続けて起こるらしいな。耳元で釈明する俺に相棒が何かわめいたようだが、こちらはなにぶん年寄りだし、何より掃除機の音がやかましくてよく聞こえない。