ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

アイラブユー(ss)



いい具合まで育った角都の器官の根元を指できつく絞めた飛段が、オレのこと好きだって言えよと要求する。言ってやるとマジ簡単な野郎だなとあざわらい、さらに俗な言葉をねだる。角都は求められるままに何でも言ってやる。愛している、お前が欲しい、お前がいないと生きていけない。テメーにプライドってもんはねーのかよとんだ腰抜けだぜと飛段は呆れて見せ、それでも満足したらしく件の器官を放し、今度はその上に跨ってゆっくりと自分の体の中に埋めていく。と、角都の両手が飛段の腰をつかんで中途半端な高さに固定する。ずいぶんと嗤ってくれたな、ではこんなときどうふるまえばいいのか見本を見せてみろ。飛段は暴れたり凄んだりいろいろやってみたが、角都につかまれた腰は岩に挟まれたように動かず、尻には器官の一番かさばる部分がめり込み、それが穴をめくるように微妙な出入りを繰り返す。テメー殺すマジ殺すとわめいていた飛段は急にヒィと声を上げる。おっとすまん手が滑った、と角都が落とした相棒の腰をゆっくりと持ち上げ、器官をずるりと途中まで引き抜く。フン、まだ何もしていないのにこんなになるとは恥ずかしい奴だ、なんだもう汁まで出ているぞ、自分のなりをよく見てみろ下衆野郎が。しかたがないので飛段も決まり文句を口にし、「入れてほしい」を付け加える。角都によればなにごとにも利息がつくらしい。