ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

蜘蛛と蜂についての妄想(trash)

今月いっぱい療休でして、それをいいことに阿呆のように妄想し小話を書いております。今日も窓から外を見てまして、蜘蛛角都・蜂飛段で一人静かに萌えました。内容は下記の通り。話として書くのはすぐに諦めました(^^ゞいい加減な会話の羅列です。ヤマもオチもイミもないです。



「うおっなんだよこれあっぶねーマジありえねー」
「貴様か、俺の巣を破いたのは」
「オイオイこんなとこに巣ゥ張ってるテメーが悪いんだろうが」
「チッ、かかりが良ければ今ごろ食ってやったものを」
「誰が誰を食うってェ、オレをなめんなよ」
「ふん、今日は運が良かったようだが次は命がないと思え」
「こんなとこ二度と来ねーよバーカ、じゃな」


「もっとバタバタしてみろってェ、おせーよ、あーあぁ、あー」
「なんだこの間のアシナガバチだな、これは貴様の仲間か」
「仲間だった、もう死んでんだろ」
「麻酔しただけだ、ゆっくり食いながら殺す」
「ひでーなテメー死んだら地獄におちるぜ。ところでオレらってうまいの」
「貴様毛虫を食うときにまずいと思うか」
「めちゃうまい」
「だろう」
「ま、しゃーねーか。毛虫食いたくなったから行くわ、じゃな」


「ぎゃっ、なんだっ」
「ゲハハハァ、びっくりした?びっくりした?」
「なっ何するんだ貴様っ」
「ヒャハハ背中蹴られたぐらいで超びびってやんの、ジョロウグモ超ダセー」
「貴様、ふざけた真似をしていると容赦せんぞ」
「ボヤッとしてるからちょっとぶつかってやっただけじゃねーか、容赦しねーっつってもオメー飛べねーしオレに手出しはできねーぜ、ゲハハー」
「貴様絶対に殺す、俺が殺す、麻酔せずに頭から食ってやるからな!おい聞いているのか話の途中で飛んでいくな馬鹿者!」


「なー、おい」
「 」
「なー、おいって」
「 」
「寝たふりしてオレが蹴りに行ったとこつかまえる気だろ、そんな手に引っかかるかっての」
「 」
「ケッ、すっかりヘソ曲げやがって。つまんねーからオレぁ行くぜ」
「 」
「…なー、おいって」


「うわやっべ羽動かねー、これマジでやべーんじゃねーか、慣れてねーとこ通るんじゃなかったぜ、あっもう来やがった、しっしっあっち行かねーと刺すぞ、まだまだオレぁやられねーぞォ!…ってオメーなんでここに」
「宿主が来る前に糸を切る、落ちてから隠れろ」
「おいジョロウグモ、もちっと糸ほどいてから切ってくれ、って聞いてねーな、うわー」


「ふん、生きていたか」
「あんな切り方するかよフツー、飛べないままボトンって、ひでー目ついたぜまったく」
「そりゃ悪かったな」
「…なんで助けたんだよ」
「貴様は俺が殺すと言ったろう」
「そうだけど」
「わかったならさっさと消えろ、邪魔だ、俺は食事をしたばかりで眠い」
「いやいやわけわかんねーって、てもう寝てるし!…ハァー、しゃーねーなァまた来るぜ、じゃな」


「彼女できたァ?」
「やることはやった」
「ずいぶんあからさまだなオイ」
「お前、少しやせたようだな」
「あーもー秋だから死ぬばかりよ。ま、飽きるほど飛んでうまい毛虫もたらふく食ってメスとイイこともしたから悔いもねーし。そうだオメー、オレのこと食う?けっこう世話になったし食ってもいいぜ、どうせ明日にでも死ぬんだからよォ」
「くだらん」
「オレなら構わねーのに」
「…お前、もう仲間のところに戻らなくていいのか」
「ああ、あとは死に場所探すだけだからな」
「ならちょっとつきあえ」


「暗いな」
「すぐ慣れる」
「ここって人の巣だろ。おっカメムシいるじゃんラッキー」
「がっつくな、春までもたせなければならん」
「なんだよテメーのメシかよ」
「…お前、冬眠について聞いたことはあるか」
「おう、メスが冬眠するからな」
「メスにできる冬眠がオスにできない道理はない。俺も貴様と同じく一年で死ぬ身だが、冬眠を試そうと思う。貴様もどうせ暇なんだろうから俺と冬眠しろ」
「別にいいけど、オメーだけ冬眠すりゃカメムシだって半分ですむだろ、なんでオレを誘うんだよ。ゲハァ、もしかしてオメーオレのことけっこう好きなんじゃ」
「ふん、予備の食糧が欲しいだけだ、貴様のケツはずいぶん肥えてるから食いでがあるだろう」
「テメーのケツだってそうとうなもんだぜ…」
「うるさい黙れ、無駄に消耗するな。そろそろ寝るが、腹が減って目が覚めたらそのへんのカメムシを食え。何か困ったことがあったら俺を起こすんだぞ。いいな」



…こんな感じで蜘蛛と蜂が足を縮めて寄り添ってたら可愛いと思ったんです。
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