ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

結局いつもと同じことを考えている(ss)



いつも口うるさい相棒が商談に出かけた。オレは久しぶりに自由を満喫した。たまに一人になるのはいいもんだ。角都が残していった金でオレはファーストフード(「この店の食い物や飲み物はみんな毒だぞ」)をたらふく食い、ホラー映画(「こんなものにカネを払うのはよほどのバカだ」)を見て、ジュースやスナック菓子(「それ以上太るつもりか阿呆」)をたくさん買いこみ、ホテルの部屋でAV(「つまらん演技を見るのにカネと時間を費やす変態が本当にいるとはな」)を見た。菓子を食べ続けていると口の中がしょっぱくなってうまいんだかうまくないんだかわからなくなってくるが、意地になって全部食べた。モニターの中で股を広げている女に注目しながら、あんな奴いなくたって平気だぜ、と考える。角都が帰ってきたらオレが一日どんなにおもしろおかしく過ごしたか話してやろうじゃないか。