ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

ツボ(ss)



暑いからと飛段が行為を拒絶する。そして、テメーで勝手に抜け、などとひどいことを言う。だがすぐ隣に気持ちの良い体があるのに自分で処理するのは味気ない。なので俺は鍼灸図に適当に点を付け加えると、奴の前でそれを意味ありげに眺め、帳簿に挟んで卓上に置いておく。果たして奴はその夜、ツボ押しを俺に要求する。渋面を作って俺は逡巡するふりをする。なんだアレを見たのか、体を冷やし爽快にするツボはまだ研究段階で不確かだぞ、ふん、そんなに押して欲しいならやってやらんこともないが、文句は受け付けんからな。そうして俺は奴の尻の穴の奥にあるツボを押してやる。初めは指で控え目に、その後はもっと太く長い棒で力強く。