ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

ション2(ss)

「記憶される骨格」「肉の花」の続きです。下ネタです。ご注意ください。



確かに水が足りなかったらションベンかけてやるって言ったのはオレだけど、でもありゃ冗談だ。当然だろう。なのに角都はまるでオレがわがまま言ってるみたいな目を向けてくる。ションベンが無菌だろうが知ったこっちゃない、つーか嘘だろそれは。あんなくせー黄色いものが無菌だと?角都はいつももっともらしく言葉を使うからオレはいつも丸めこまれてしまうのだ。そんなにションベンで手を洗いたかったらテメーで出しやがれと言ったら、薬品まみれの手でナニをつかむのが嫌だと返してくる。もとはと言えばお前が水を使い切ったからだろう、水さえあれば誰が好き好んでそんなことをするか、バカ者。そんな言い方をされるとなんだかこっちが悪いみたいな気がしてきて、オレはしぶしぶナニを引っぱり出した。なんなんだこの状況。角都がまるでいつもそうしているみたいに手を差し出してオレのションベンが出るのを待っている。わかったよ出せばいいんだろう出せば。何が出るかはわかんねーけどな!そうしてやけっぱちのオレは大事な砲筒を支え持ち、チョロチョロ出せなどとふざけた注文をつける相棒をにらみながら、必死に遠い尿意を呼ぶのだ。