ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

独語

※ちょっと毒吐いてます。

グリム童話に「ラプンツェル」というお話があります。妊娠した妻が食べたがるチシャを魔女の庭に採りに行った夫が魔女につかまり、チシャの代わりに生まれた娘を取り上げられてしまいます。魔女はこの娘(ラプンツェル)を塔に閉じ込め、出入りをする際は娘の長い髪を窓から下ろさせて上り下りをします。ある王子がそれを見て真似をし、ラプンツェルのもとに通いますが、それが魔女の知るところとなり、ラプンツェルは放逐、王子は塔から落ちて失明します。その後二人は再会し、ラプンツェルの涙に洗われて王子の目は治ります。
…以前からこれを角飛で妄想していたんですよ。腐っていてすみません、今さらですけど。犯罪者として塔に封印されている角都。出ていく気になればいつでも出られるけれど、外の世界に嫌気がさしていて塔の中で本ばかり読んでいます。窓から地怨虞出して食物や必要品をもらっていますが、それを見ていた飛段が「やべーあんなん初めてみた」みたいな軽いノリで地怨虞伝って塔に入り、その後何度も通います。それがバレて飛段は塔から落されますが、相手が不死だと聞いていた角都は特に焦らず、でも「ヤレヤレ、ここも潮時か」みたいなノリで自分も出ていって、それでハッピーエンド。原作に当初含まれていたムフフ有りで。へへへ…。

こんなことをグダグダ書きましたのは、ディズニーでラプンツェルを映画化するからです。私、ディズニーが嫌いなわけではないんですが、原作があるものをまったく別のものに作り替える手法は好きになれません。ちょっとの脚色ならともかく。元気で魅力的で賢くて独立心に富む少女の物語をアニメにするならオリジナルを作ればいいのにと思っています。まあこれでグリム童話を読む人口が増えるかもしれませんからそれはそれですが。