ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

レス(memo)

11/15にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。



こあん様
つたない文から豊かなイメージを汲み取ってくださってありがとうございます。書かなかった・書けなかったことまで読んでくださっていてとても嬉しい^^
ユギトさんは角都と飛段に対して単身で真っ向勝負した人なので、二人と絡ませるならこの人、と思っていました。角都と飛段とユギトさんの物語としては、私が勝手にお慕い申し上げている「shuuura」のゆに様がすばらしい作品を公開していらっしゃいますが、自分で書いてみますとユギトさんが何だかとても普通の人っぽくなってしまいます。書き手の内面の差が出るのだなと実感しきりです。
ユギトさんはデータを見るとなかなか辛い人でして、それに引きずられて辛い話を書き始めてしまいました。こんな感じで。

 ずいぶん前のことだが会社勤めをしたことがある。その土地では有名な企業であり、給料や福利厚生にも恵まれていたのだけれど、数年で辞めてしまった。辞めた原因は私にあった。もともと融通の利かないたちで無用な正義感を抱えた優等生として生きてきた私はそれゆえに周りと馴染めず、たいてい孤立していた。学校はそれで済んだのだが、職場には必要最低限のつきあいがあり、私はどうでもいいところで頻繁に壁に突き当たった。社会が求める女性像と私自身との乖離が激しすぎたのだと思う。「職場のうるおい要員」になるには私は背が高すぎ、まじめすぎ、不恰好すぎたのだ。部下をくさす上司たち、上司をけなす部下たちにも馴染めなかった。文句を言うのなら直接言えばいい、言えないのなら相手をうまく動かせるように自分の技術を磨けばいいのにと考えながら私は常に寡黙だった。ある年の忘年会で後輩の女性が酒を強要されているのを見かねて止めると、部長であるその男が私の左胸をつかみ、おい男女、お前は何を飲む、おれの×××にするか、でかくて口に入らないかもな、と言った。肘打ちが彼の鼻に決まったのはわざとではなく偶然だと私は主張した。手を振り払ったはずみだと。我ながらへたな嘘だったが特に追及されることもなく、代わりに人事は私をその部長の下へ配属し、一カ月後に私は会社を辞めて都会へ移り住んだ。身寄りもいなかったし郷里に未練はなかった。
 幸いある程度の貯金があったのですぐに困窮はしなかったけれど、就職先はなかなか決まらず、出会った男と同棲したらそいつがくそだった。ある意味私と似合いの男で、日々ブスだのデブだのと私を罵り、まったく自信がなかった私は言われるままに日銭を男に貢いで尽くした。まれに可愛がられれば天にも昇る心地がした。ある日男が姿を消し、借金取りが押しかけてくるようになった。男はくそだったが私も大馬鹿者だったのだ。そんなこんなで複数のバイトを掛け持ちしているときに出会ったのが飛段である。

↑書いてた時間が惜しくてこんなところに貼りつけましたが、こんな調子で書いていたらいくらたっても話が進みそうもないので(ユギトさんには申し訳ありませんが)軽いバカな話にすることにしました。上記は前提ということでm(__)mすみませんがしばしお待ちを…。
本編の最終回、みんな幸せそうに暮らしていますね。暁のメンバーにもこんな日が来ればよかったのに!と思ってましたらこあん様がちゃんとそこを補完してくださっていてうわあとなりました。ありがとうございますありがとうございます。欲しいものを与えていただけてこの上ない幸せです。
お気遣いあふれるコメントを本当にありがとうございました。またお暇な時にお立ち寄りくださいませ。