ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

医療系プレイ、ではなく(ss)



相棒を誘おうと飛段が仮病を使う。腹が痛い、と呼ばれた角都は面倒臭そうに相棒の腹をさする。もうちっと下、もうちっと下、と誘導されるうちに角都の手は芯を持ち始めている竿とその下の袋に届くが、念願かなって満足げに鼻腔をふくらませる飛段と対照的に角都の眉間には深く皺が寄り、その指は確固たる意志を持って袋をもみしだく。おいお前の少し腫れてないか。ハァ?ちげーよ腫れてんじゃなくてェそれはァ。誰が竿の話をしている、玉の方だ、痛むのはここなのか?ぐにぐに、と強く袋を揉まれて飛段は息をのみ、太腿で角都の腕を挟んでしまう。角都の眉がさらに寄る。痛むとすれば病気かもしれんな、精巣捻転だと厄介だぞ。思いのほか真剣な口調に飛段は慌て、やーもう痛くねぇから大丈夫だって、ともごもご言いながら引き下がろうとするが、相棒の厳しい目で睨まれ、陰部も強く握られて動きが取れなくなる。なんだと、さっきは痛がっていただろうが。や、なんかもうそうでもなくなったっつーか。嘘をつくな、調子が悪いなら正直に言え、開けて中を調べてた方がいいかもしれん。開けるゥ?冗談じゃねえ、マジ本気でもう平気、平気だってェおい。予想外の流れに飛段は必死にかぶりを振る。いい具合に上向いていた竿も宙ぶらりんになり、持ち主の頭とともに二人の間でふらふら揺れる。