ハキダメ

ダメ人間の妄想の掃き溜め

2011-01-01から1年間の記事一覧

朝から全力疾走(ss)

ss

※角都の声にハアハアする飛段の話です。通常通りのくだらないアホ話です。数日前にすてきサイトの「星隠レ商店」様で声萌えの現パロ角飛話を拝読し、まあ可愛い!と触発されて書きましたが、星隠レ様の格調高いラブリーさは当然のことながら光年のかなたにあ…

狙う(ss)

ss

自分の分を食べてしまった飛段が角都の握り飯を狙う。貴様はもう食べたろうが、と叱責された飛段は口をとがらせてケチーケチーと唱える。食い意地の汚さといいやかましさといいこいつはカラス並みだと角都は呆れ、相手に取られぬよう大きな握り飯を両手で持…

独語・スケ14(trash)

今日はとても秋らしい良い天気でした。同僚たちとバーベキューに行き、楽しくもりもり飲み食いしてきたんですが、私、人の顔と名前を覚えられないという大きな欠点がありまして、今日も途中までまったく知り合いじゃない相手を知り合いだと勘違いしてぺらぺ…

独語・スケ13(trash)

スケ話の続きです。金木犀の花を話に入れてしまったので早くアップしないと!とせかせか打ちました。あとで直すかもしれません^^; かつての同僚の命日に墓参をした角都は墓地で花盛りの金木犀を目にし、柄にもなく感傷にふけった。死んだ男が好きだった花を…

レス(memo)

10/3にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 こあん様 あらあら風邪ですかこあん様!日中暴れまわっているときは暑さを感じても、もうすっかり秋冷の趣、朝晩は寒いようです。相変わらずご多用のことと思いますが、長引かせぬようどうぞお早…

にぶちん・ション10(ss)

ss

数日間の単独行動の後に相棒と合流した。また二人に戻っての道中、道端の木陰へ小便に行くと、いそいそと相棒もついてくる。道具を引っ張り出しながら何気なく相棒のナニを見ると先端が赤剥けになっている。何だそれは、と尋ねるとなぜか相棒は呆れたように…

じいちゃん労わられて鐘をつき、相手をなだめる(ss)

ss

若さのせいか体質か、一度の絡みで飛段はよく複数回達する。早いというわけでもないが、いざ出し始めるとそれが何度も続くのである。飛段がそんな状態になると角都は決まってやにさがり、ピンピンと暴れる相棒の竿を指でいなして大いに可愛がる。おい知って…

独語のみ(trash)

スケッチ添付がないただの独語です。しかも嫌な感じに毒もあります。 政治については万人がそれぞれの正しいと思われることを信じるものですのでそれっぽいことを主題にするのはイカンなあ、とわかってはいるのですが、ちょっとばかり呟きます。偏向しており…

独語・スケ12(trash)

仕事がうまく進まず、毎日自分に苛立っています。もっと頭が良ければ能率よく仕事ができるのに!キー! 更新もアレレな感じですみません。ちょびちょび書くから時制もメタメタです。この話もそろそろ片付けないと…。 駅前ロータリーで車に乗った時から飛段の…

レス(memo)

9/25にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 こあん様 リア充とはまさにきゃつらを指す言葉ですね^^爆発して真っ黒こげになっても平気でイチャイチャするリア充。そばで見るととばっちりが来るので遠くから眺めていたいリア充。見ないわけに…

色彩断簡(ss)

ss

土と草の田舎の道、道端の野仏にどこかの女がおはぎを供えている、女がいなくなってからオレと相棒はおはぎをいただく、おはぎと一緒にあったかざぐるまは朱色の紙で張られていて傾いてきたお天道様に照らされぴかぴかしている、水子供養だろうと相棒が言う…

レス(memo)

9/24にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 ヴェスタ様 挙手をしながらジャンプされるヴェスタ様の座布団になるべく、そのおみ足の下へ滑り込もうと虎視眈々のさんぽやです。いつもキモいですね、はいすみません。 「手にしないと安心しない…

折しも彼岸だし(ss)

ss

飛段の目がうつろになっている。長時間の行為を強いられただけで脳をつぶされたわけでもないのに軟弱なことだ。対面の座位だったので奴の体は倒れることなく俺の腕にもたれかかり、引き寄せれば従順に抱かれてくる。自分で動くことをやめた飛段の体は重いよ…

ごちそう(ss)

ss

夜遅く、商談に出かけていた角都が木造モルタルのボロ隠れ家に戻ると、草ぼうぼうの庭先に青い紐で枝を束ねたようなゴミが置かれていた。不法投棄かとそれを睨みつつ角都は玄関を開ける。高級料亭での接待でしたたかに飲み食いしてきた今は風呂に入ってとに…

独語・スケ11(trash)

台風の被害が大きくて、ニュースを見ては落ち込んでいます。私の住む地域では床下浸水ぐらいで済みましたが、堰止湖の下流の場所では今でも緊張が続いていることでしょう。何事もなくあのダムが干上がると良いのですが。 飛段がまた曙会でモデルをするきっか…

ちょっとだけ(ss)

ss

山越えの最中、へたばった飛段がちょっとだけ休みたいとごねだした。降雨の前に里へ降りたい角都としてはこんな場所でぐずぐずする気はない。だが、ついさっき儀式中の飛段にいたずらを仕掛けて遊んでしまった手前、時間が惜しいとは言いづらい。そこで角都…

行者(ss)

ss

飛段のヘマのせいで高額の賞金首を取り逃がした。しかも制止を聞かずに深追いした飛段がワイヤートラップで体中を文字通り切り刻まれてしまったため、角都は時間をかけてばらばらの肉片をつながなければならなかった。無能な相棒と、肉片など捨て置いて賞金…

レス(memo)

9/16にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 きた様 うおーきた様!ミッチリと学習&復習させていただきましたです!あちらにはあちらの良さが、こちらにはこちらの良さが…まるで裏変化で二人の飛段を前にした角都同様にウホウホいたしました…

独語・スケ10(trash)

スケ話ももう10話目。どこかで見切りをつけねば、と思いつつダラダラ続けています。こんなところまで読んでくださる方、本当にありがとうございます。 数人の仲間と飲みに行った。夜が更けてメンバーが一人二人と欠けてゆき、最後に残ったオレともう一人でさ…

永遠の夏(ss)

ss

換金所にあった古雑誌をめくっていた飛段はビーチリゾートの観光ページに目をとめ、あごをさすりながら考えごとをする。輝く太陽の下、実をつけたヤシの木がそびえたつ。実物を見たこともないこんなものに既視感を覚えるとはどうしたことか。その夜、安宿で…

独語・スケ9(trash)

震災から半年が経ちました。大きな被害のなかった場所はすっかりかつての状態に戻っていますが、復旧が進まないところは震災直後のままで、まだ私の家にはお風呂客が訪れています。その一家は飲み屋をやっていましてそこの座敷部屋で暮らしているのですが、…

誰も何も言わない(ss)

ss

絵に描いたような満月が明るくてよく寝つけず、リーリーシャンシャンキッキッと虫どもがやかましく鳴いているのを聞いていたら、隣で寝ているはずの角都が突然フニャフニャした声で、きさまーふざけるなー、と言った。何だよと訊き返してからオレはそれが寝…

レス(memo)

9/7にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 ヴェスタ様 ご無沙汰しておりますヴェスタ様。日々ヴェスタ様宅で「てへ☆」な飛段を拝んで活力補充しております。ああ飛段は本当にかわいいですね! お気遣いいただいてありがとうございます。今年…

小さいが完璧な円を描くように(ss)

ss

手ごわい相手との対戦を控え、角都と飛段は作戦を立てる。あらかた決めたころになって、まあそんときの都合でオレは好きに動くけどな、と飛段が勝手なことを言う。お互い様だ、貴様につきあっていたら賞金首を逃がしかねないからな、と角都もそっけない。国…

ヘアクリップ(ss)

ss

オレたち組んでそれなりに長いから互いのことを何でも知っているんじゃないかと誤解されたりする。知らねーよ、とオレは答える。角都がどんな野郎かなんて。するとみんな不審そうな顔をしてオレをイラつかせる。こんなとき本当にオレは角都のことを何も知ら…

独語・スケ8(trash)

難産だったわりに、ん?な内容ですが、スケッチ話です。 駅前のロータリーに角都の車がない。飛段はまず自分が曜日を間違えたかと考え、次に先週予定の変更について角都から話があったか記憶をたぐった。こんなことは今までになかった。電話をかけるとすぐに…

レス(memo)

9/1にコメントをくださった方へ。ありがとうございました。 こあん様 飛段は「角都の話をしたい!」という単純な動機でしゃべっているだけでしょうから、禁止も懲罰も何の役にも立たないことでしょうね。こあん様からの楽しいコメントを拝読して、以前にこあ…

別に悪い言葉じゃありませんが(ss)

ss

ポルノ映画館で追っ手をやり過ごしているとき、飛段が映画の台詞に興味を示す。なあ角都、モチハダってなんだよ。追っ手の気配に集中している角都は空気を読まない質問に苛立つが、なあなあ、と重ねて聞かれて面倒くさくなり、さわり心地のいい肌のことだ、…

チャームポイント(ss)

ss

テレビ番組でアイドル歌手たちが自己紹介をしている。宿のちゃぶ台に肘をついてそれを眺めていた飛段が隣の角都をつつく。なあ角都よ、お前のチャームポイントってなに。一日の疲労でいささかぼーっとしていた角都は、ゆっくりと考えた末に、心臓、と答える…

怨(ss)

ss

死ぬ前の贄がわめくのをオレは聞いていた。もう殺したも同じだったからすっかり余裕をかましていたのである。お前を呪う、と贄は叫んでいた。お前はお前がもっとも大切にしているものを自分で壊してしまうだろう、取り返しのつかない損失を抱えて永遠に生き…